手関節捻挫(手首の捻挫)の症状と原因について
🔹 手関節捻挫とは?
手関節捻挫(しゅかんせつねんざ)は、手首を強くひねったり、過度に伸ばしたりすることで起こる靭帯の損傷です。
転倒時に手をついてしまったり、スポーツでの衝撃、荷物を持つ際の負荷などが原因となります。
骨折を伴わないものの、痛みや腫れ、手首の可動制限が生じるため、早期の対応が必要です。
🔹 手関節捻挫の主な症状
1️⃣ 手首の痛み(局所的な圧痛)
2️⃣ 手首の腫れ・内出血(皮下出血)
3️⃣ 可動域の制限(手首が動かしづらい)
4️⃣ 手の力が入りにくい(握力低下)
5️⃣ 捻挫の重症度による違い
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重症度 |
症状の特徴 |
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軽度(Grade 1) |
軽い痛み・腫れ、可動域の制限は少ない |
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中度(Grade 2) |
靭帯の部分断裂、腫れと内出血、動かすと痛みが強い |
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重度(Grade 3) |
靭帯の完全断裂、強い腫れと内出血、関節の不安定感 |
⚠️ 重度の場合、靭帯の断裂や関節の緩みが生じるため、適切な固定や治療が必要です。
🔹 手関節捻挫の主な原因
✅ 転倒時に手をつく(スポーツ・階段での転倒・歩行中の事故)
✅ 重いものを急に持ち上げる(買い物・荷物の運搬など)
✅ 手を過度にひねる(テニス・バレーボール・バスケットボールなどのスポーツ)
✅ 繰り返しの負荷による靭帯の疲労(デスクワーク・手作業が多い職業)
✅ 関節の柔軟性が低下している状態で無理な動作をする
特に、**スポーツや仕事で手を酷使する人、関節が緩い人(ルーズジョイント)**は捻挫を起こしやすいため注意が必要です。
🔹 手関節捻挫の合併症
手関節捻挫は放置すると、慢性的な痛みや関節の不安定性が残ることがあります。
特に以下の合併症に注意が必要です。
⚠️ 靭帯損傷が悪化するリスク
軽度の捻挫だと思って無理に動かすと、靭帯が完全に断裂する可能性があります。
適切な固定やリハビリが必要です。
⚠️ TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
手関節の小指側にある軟骨組織(TFCC)が損傷すると、手首の小指側に鋭い痛みが走り、回旋動作が困難になります。
TFCC損傷は放置すると慢性化しやすいため、早期診断が重要です。
⚠️ 慢性的な手首の不安定感
靭帯が緩んだまま回復すると、手首のぐらつき(不安定感)が残り、動かすたびに痛みが出ることがあります。
テーピングや筋力トレーニングで手首を安定させる必要があります。
🔹 ごとう整骨院での対応
当院では、整形外科と連携しながら、手関節捻挫の回復をサポートしています。
✅ 1. 症状の評価・検査
✅ 2. 炎症を抑える施術
✅ 3. 手首の固定とリハビリ
🔸 まとめ
✅ 手関節捻挫は、靭帯を損傷することで痛み・腫れ・可動制限が起こる症状
✅ 放置すると靭帯の緩み、TFCC損傷、慢性痛のリスクがあるため早期の対応が重要
✅ ごとう整骨院では、整形外科と協力しながら、痛みの改善・機能回復をサポート
✅ 適切な固定・施術・リハビリを行うことで、再発を防ぎ、手首の安定性を取り戻す
💡 手首の痛みが長引いている、動かしづらいと感じたら、お早めにご相談ください!
当日予約はお電話(0227398139)によるお問い合わせにご協力ください。
ごとう整骨院 院長
柔道整復師 後藤大